■この記事を読んでほしい人
外資コンサルに自分の学歴で挑戦できるのか答えを知りたくありませんか?
業界問わず幅広く活躍し、高いサラリーをもらいたい。 若いうちにちょっと厳しい環境で挑戦して、将来的に起業(独立)できるスキル身に着けたいと思いませんか?
本記事では、外資コンサルに受かる実践的な方法、そして今何をするべきか答えます。
Contents
外資コンサルに受かる方法
「偏差値の高い大学じゃないと受からない。」「自分にはちょっと、、」
それを言っているあなた。だれでも外資コンサルに受かる可能性はあります。
これから採用試験を受けようとしている方に、新卒で外資コンサルティング会社に入社した経験を踏まえて全体像と考え方をお教えします。
最初に、なぜ偏差値の高い大学の学生が多く受かるのでしょう?これ、根本的に自信の問題だと思います。
まず自信を持って自分の意見を発信することが大事です。コンサルの世界では自分の意見を主張することができなければノーバリューです。
また、採用の試験官は現役コンサルタントだということを覚えておいてください。業務であなたを使えるか?という目線であなたを測っています。答えられる根拠を抑えてから発言することが大事です。
自信を持って意見することは、「大きい声ではっきりと伝えること」の積み重ねで改善するのでぜひ心掛けてみてください。そして面接では自分が世界1くらいの自信を持ってください。
その上で、下記のたった3つテクニックをつかめばよいのです。
少ない時間で正確に答えを出す
外資コンサルの採用試験には大概ウェブテストがあります。高速で正確な処理能力がここで試されます。これを攻略しないと面接試験に移れないのでなんとか突破する必要があります。傾向と対策はするべきでしょう。
推定の問題であれば考え方で答えを出すことができますが、暗記系は事前にインプットがないとどうしようもないのでここは勉強が必要です。自分が志望している会社のウェブテスト形式に沿って勉強してください。
会社別にウェブテスト方式がまとめられていたので紹介しておきます。
【22卒保存版】総合、IT、シンクタンク...人気コンサル… - 外資就活ドットコム |
頭で考えたことを正確に伝える
ここからはウェブテストのその先、面接試験を想定して書いていきます。
頭で考えたことを正確に伝えることは、コンサルタントとして働く上で一番求められることなので、採用プロセスの中でも重視して評価されるポイントです。その能力を判定するために、0ベースで答えを求められる課題を出されることが多いです。
なので、0から答えを作り、ちゃんと説明できるよう準備しましょう。これまでディスカッションの経験がある人や意識してブログなどでアウトプットしてきた人は慣れていますが、そうでない場合日頃から0ベースで答えや案を作ることってそんなにないので苦戦するかもしれません。ただ、それでも方法を覚えてしまえば簡単です。
ポイントは下の3つです。
②仮設を立てる。
③案を出す。
例えば、「新しいSNSを考えてください」というお題が出たときにどう答えていくのかを説明します。
①問題を整理する
いきなり具体的な答えを考えようとしないでください。「新しいSNSを考えてください」と言われたとき、面食らって新しいサービスを考え始めたらおしまいです。いい閃きがあれば別ですがリスクが高すぎます。
ここではまず、「SNS」というフワっとしている言葉を整理(ブレークダウン)します。MECEという考え方で具体的にブレークダウンするといいです。MECEについては別記事で紹介しているので参考にしてみてください。
4w1h(what/when/where/who/how。whyは抽象度を上げてしまうので除きます)で仮にブレークダウンすると、なんのために・いつ・どこで・だれが・どうやって使うSNSなのかを考え始めます。
②仮設を立てる
何のために・いつ・どこで・だれが・どうやってに対してあなたの仮説を考えてください。
ただ、「なんのために」とそれ以外の「いつ・どこで・だれが・どうやって」では特性が違うことに注意してください。「なんのために」は仮設の骨組みになってくるところです。本質的な意義や目的を決めたり、ビジネス目線(他との差別化やマネタイズの部分を練り込んだり)が必要があります。
なので、この「なんのために」を考える上でもMECEを使ってさらにブレークダウンします。背景・課題・テーマと言う流れを使ってもいいかもしれません。
例えば「いじめられた過去があり(背景)、不登校や自殺率を減少させる必要があると思っている(課題。数字感を掴んでいるととても良いです)。いじめに遭っている人の悩みと解決方法を共有する(テーマ)」というストーリーがあれば、これがそのまま意義・目的となってきます。
あとは、残りの「いつ・どこで・だれが・どうやって」の部分を付け足していくイメージです。
例えば、「いじめを受けている人(だれ)が1人でいるときに(いつ)家(どこで)でスマホを使って(どうやって)使えるSNSが必要」という感じ。
ポイントはあまり具体的に考え込まずに。なるべく一言・一行で収めるようにすると良いです。
③案を出す
ここまでの振り返りですが、仮説に対して案にまとめます。背景と課題から問題意識を作り、具体的にどう実現するか付け足してメッセージラインを作ります
「いじめられた過去があり(背景)、不登校や自殺率を減少させる必要がある(課題)と思っている。なので、いじめを受けている人(だれ)が1人でいるときに(いつ)家(どこで)でスマホを使って(どうやって)使えるSNSを作る」
これで案になります。閃きがいきなり答えから入るのに対して、問題意識から答えを導き出すアプローチになっていることに気づきましたか?
この思考プロセスは納得感を生みます。また採用サイドからしても、この構築力がどれだけあるのかを見ているのです。
回避術を覚える
採用試験で完璧な答えを用意しようとは思わないでください。そもそもオープンクエスチョンに対して、完璧な答えなんてありません。面接官からの質問にどれだけ対応できるか、また、歩み寄れるのかが大事です。
具体的には回避できる返しを用意することをオススメします。
結論から言うと、答える側として相手の質問を許容する形で受けつつ、今回の対象では無いことを主張しつつ、今後機会があれば考慮していくことを伝えましょう。
コンサルの仕事といえど、会話のキャッチボールにすぎません。ツッコミに対してボールを相手に返すことができれば、まずベースの評価は貰えるでしょう。さらに機転の効いた回答ができれば良いのです。
例えば、先ほど作った「いじめ対策SNS」ですが、突っ込みどころは沢山あります。競合は?集客は?ポリシーは?など。
そういった細かい指摘にどう対応できるかが重要です。言い方とあなたルールの適応で対応しましょう。
まずは言い方。
「すいません考えてないです」は0点
「今後論点をまとめて検討していければと思います」は50点
あなたルールを加えます。
「今回は背景、課題、テーマといったあらたなSNSを考える上で軸となる部分を構想しています。なのでそういった今後要件や運用の部分も詰めていく必要があると思っています。」なら100点に近いでしょう。
面接官の立場からして、どう答えるか?よりもどう対応するか?の方を見たいと思っています。だからこそ答える側として、相手の質問を許容する形で受けつつ、今回の対象では無いことを訴え、今後検討していくことを伝えましょう。
あとは志望動機を答える
これらを乗り切ればあとはあなたの志望動機を聞かれます。志望動機はあなた自身の思いと、その会社でしかできないことを述べましょう。
「あなた自身の思い」はどの会社を受ける上でも大きく変わることは無いと思うので、軸を1つ作ってしまうことをおすすめします。
「その会社でしかできないこと」は企業勉強が必要です。その会社が強みとしているところを挙げて、自分の志望動機にマッチしていることを強く伝えましょう。
以上が実際に外資コンサルの採用試験に受かった経験を踏まえた合格方法です。もちろん人によって求められることは違うと思いますが、一緒に働く上であなたが魅力的か?を見られることには変わりありません。
最初にも言いましたが、圧倒的な自信をもとに丁寧に受け答えすれば誰でも受かる可能性はあります。ぜひ挑戦してみてください!